Jumpei's blog

What Is a War Comrade Team?

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English

I used to dislike the phrase "developing people".

It sounds extremely arrogant. I don't remember anyone deliberately developing me, I'm also arrogant. Most of what I learned came from being thrown into hard problems.

But looking back, I noticed something. Several people I worked with later became strong product managers or product marketers. That wasn't because I trained them. It happened because we worked on difficult problems together.

The best teams I've experienced weren't mentorship structures. They were war comrade teams.

What Is a War Comrade Team?

A war comrade team is a group of people who grow together by solving hard problems under uncertainty. The relationship is not hierarchical. It is built through shared struggle. War comrade teams emerge only under specific conditions.

  1. A HARD MISSION

The team must be trying to achieve something genuinely difficult:

Routine work rarely creates strong teams. Hard missions do.

  1. HIGH UNCERTAINTY

Nobody fully knows the answer. This forces the team to think together rather than follow process. Uncertainty creates collaboration.

  1. REAL RESPONSIBILITY

Individuals must own real decisions. When someone's judgement affects outcomes, learning accelerates dramatically. Responsibility is the real engine of growth.

How People Actually Grow

Growth in these teams comes from decision exposure, not training. People learn by observing and participating in decisions such as:

These skills cannot be taught well in theory. They must be experienced.

And, one habit accelerates learning significantly. Explain the reasoning behind decisions. Not just what was decided, but why. I skip this step many times, but reasoning is exactly what others need to develop judgement.

The Outcome

When these conditions exist, something unusual happens. People don't just work together. They grow together. Years later, they often remain connected -- not because of organizational structure, but because of what they experienced together.

They become war comrades.


Japanese

私は長い間、「人を育てる」という言葉が好きではなかった。

どこか傲慢に聞こえるし、振り返ってみても、誰かに体系的に育ててもらった記憶はあまりない。多くのことは、難しい仕事に放り込まれ、自分で考えながら身につけてきたものだった。

ただ最近、ひとつ気づいたことがある。

これまで一緒に仕事をした何人かが、後に優秀なプロダクトマネージャーやプロダクトマーケターになっている。 それは私が「育成」したからではない。

単に、難しい問題に一緒に取り組んだからだ。

振り返ると、自分が経験してきた最高のチームは、メンタリング構造のチームではなかった。

戦友チーム(War Comrade Teams)だった。

War Comrade Teamとは何か

War Comrade Teamとは、

不確実性の高い難しい課題を一緒に解くことで、メンバーが共に成長していくチームである。

そこでは上下関係よりも、共に戦う関係性が中心になる。

チームの結びつきは、制度や組織構造ではなく、 共通の挑戦の経験から生まれる。

このようなチームは、特定の条件が揃ったときにしか生まれない。

  1. 難しいミッション

チームが取り組んでいること自体が、本当に難しい必要がある。

例えば • 新しい市場を作る • 新しいプラットフォームを立ち上げる • 新しいプロダクトカテゴリーを作る

ルーティン業務では、強いチームは生まれにくい。

難しいミッションがあるときに、チームは強くなる。

  1. 高い不確実性

誰も完全な答えを持っていない状態。

プロセスが決まっている仕事ではなく、 • どう進めるべきか • 何が正しいのか

をチームで考え続ける必要がある状況。

この不確実性が、思考と協働を生む。

  1. 本当の責任

メンバーが実際に意思決定を担う必要がある。

判断が結果に影響する環境では、人は急速に成長する。

責任はプレッシャーでもあるが、 同時に最も強い学習エンジンでもある。

人はどうやって成長するのか

このようなチームでの成長は、トレーニングではなく 意思決定への参加によって起きる。

人は次のような判断に触れることで成長する。 • 本当に解くべき問題は何か • どんなトレードオフを取るべきか • どうやって組織を動かすか

こうした能力は、座学では身につきにくい。 実際の状況の中でしか磨かれない。

ひとつだけ、意識すると大きく効果があることがある。

意思決定の理由を説明すること。

たとえば • なぜこの優先順位なのか • なぜこの顧客を選んだのか • なぜこの機能を作らないのか

自分は今まで「決定」だけを伝えてきた。

しかし人が学ぶのは、決定の背後にある思考である。

最終的に起きること

この3つの条件が揃うと、チームはただの職場ではなくなる。

人は一緒に働くだけではなく、 一緒に成長する。

そして数年後、組織が変わっても関係が続くことがある。

それは上司と部下の関係ではない。

戦友の関係である。


日本語

私は長い間、「人を育てる」という言葉が好きではなかった。

どこか傲慢に聞こえるし、振り返ってみても、誰かに体系的に育ててもらった記憶はあまりない。多くのことは、難しい仕事に放り込まれ、自分で考えながら身につけてきたものだった。

ただ最近、ひとつ気づいたことがある。

これまで一緒に仕事をした何人かが、後に優秀なプロダクトマネージャーやプロダクトマーケターになっている。 それは私が「育成」したからではない。

単に、難しい問題に一緒に取り組んだからだ。

振り返ると、自分が経験してきた最高のチームは、メンタリング構造のチームではなかった。

戦友チーム(War Comrade Teams)だった。

War Comrade Teamとは何か

War Comrade Teamとは、

不確実性の高い難しい課題を一緒に解くことで、メンバーが共に成長していくチームである。

そこでは上下関係よりも、共に戦う関係性が中心になる。

チームの結びつきは、制度や組織構造ではなく、 共通の挑戦の経験から生まれる。

このようなチームは、特定の条件が揃ったときにしか生まれない。

  1. 難しいミッション

チームが取り組んでいること自体が、本当に難しい必要がある。

例えば • 新しい市場を作る • 新しいプラットフォームを立ち上げる • 新しいプロダクトカテゴリーを作る

ルーティン業務では、強いチームは生まれにくい。

難しいミッションがあるときに、チームは強くなる。

  1. 高い不確実性

誰も完全な答えを持っていない状態。

プロセスが決まっている仕事ではなく、 • どう進めるべきか • 何が正しいのか

をチームで考え続ける必要がある状況。

この不確実性が、思考と協働を生む。

  1. 本当の責任

メンバーが実際に意思決定を担う必要がある。

判断が結果に影響する環境では、人は急速に成長する。

責任はプレッシャーでもあるが、 同時に最も強い学習エンジンでもある。

人はどうやって成長するのか

このようなチームでの成長は、トレーニングではなく 意思決定への参加によって起きる。

人は次のような判断に触れることで成長する。 • 本当に解くべき問題は何か • どんなトレードオフを取るべきか • どうやって組織を動かすか

こうした能力は、座学では身につきにくい。 実際の状況の中でしか磨かれない。

ひとつだけ、意識すると大きく効果があることがある。

意思決定の理由を説明すること。

たとえば • なぜこの優先順位なのか • なぜこの顧客を選んだのか • なぜこの機能を作らないのか

自分は今まで「決定」だけを伝えてきた。

しかし人が学ぶのは、決定の背後にある思考である。

最終的に起きること

この3つの条件が揃うと、チームはただの職場ではなくなる。

人は一緒に働くだけではなく、 一緒に成長する。

そして数年後、組織が変わっても関係が続くことがある。

それは上司と部下の関係ではない。

戦友の関係である。

#management #writing